プロレスってやらせなの? 勝敗はどうやって決める?その答え

僕は今から30年以上前、初代タイガーマスクが活躍している時代からプロレスが好きなんですがプロレスが好きではない人に良く聞かれることがあります。

「プロレスってやらせなんでしょう?」

これは一般的によく言われることですよね。プロレスはやらせだ 八百長だ。実際のところはどうなんでしょうか?

プロレスはやらせなの?


プロレスはやらせなのかと聞かれたら

プロレスにはストーリーがあって勝敗が事前に決まっています。

ただもともとが純粋な勝敗を決めるスポーツではなくてエンターテイメントだから 「やらせ」 とはちょっと違います。

映画やドラマ アニメなどもストーリーがありますがやらせとは言われません。それと同じです。

なのになぜプロレスはやらせと言われてしまうのでしょうか?

それは日本のプロレス団体がストーリーがあることを公表していないからだと思います。

なぜ日本のプロレス団体はストーリーがあることを公表しないのか?と言うとこれはショーですよストーリーがありますよ。と思ってみるより真剣勝負だと思ってみたほうが面白いからです。

もともと日本のプロレスは戦争に負けた後、テレビの普及とともに日本人が大きなアメリカ人を倒すというわかりやすいストーリーで大人気になります。

一部のプロレスファンに人気があるというのではなくて日本中がプロレスに熱狂しました。

もしあのときストーリーがあるということを公表していたらそこまでの人気にはならなかったでしょう。

今から30年くらい前に人気絶頂だったころのMrマリックさんの超能力でもなければマジックでもない。超魔術だ。みたいな話ですね。

あれだってもし手品です。と言っていたらそこまで人気にはならなかったと思います。

超能力だというと嘘になる。手品だというと面白くない。だから超魔術だ。と言う論理ですね。

ただ現在ではインターネットでいろんな情報が拡散したりいろんな人がメディアでストーリーがあるということを言ったりしているので

プロレスにストーリーがあるというのはあえて公表しないけど否定もしないというのがプロレス団体の立場のようです。

どこまできまっているの?

どこまで決まっているのかと言うと試合の勝敗と大筋の流れは決まっています。ただすべての技を決めているわけではありません。すべての技を決めても覚えるの大変ですからね。

大筋(誰がどんな技で勝つ ある程度の試合の流れ)が決まっていてレスラーが忘れてしまったときはレフリーやセコンドが教えることがあるそうです。大筋以外はお互い好きな技を出して相手が受けるという感じです。

タイトルマッチはどうなの?賞金ってホントに貰えるの?

プロレスにはボクシングと同じようにチャンピオンがいてタイトルマッチがあったりトーナメントなどもありますがもちろんどちらが勝つか決まっていて誰が優勝するかも決まっています。

優勝賞金がでることもありますが実際に選手に支払われることはないので優勝賞金を見てプロレスラーになろう志すのはお勧めしません。

なんか夢のない話ですがその代わりメジャー団体のトップの選手の年収は2千万を超えるといわれています。

賞金はもらえませんがメジャー団体のトップになればそれなりの高額のギャラがもらえるんですね。

遺恨や抗争はどうなの?

プロレス団体には団体内にもグループが存在することがあります。その中で遺恨や抗争ってあったりしますがそれもすべて会社が決めています。

なぜ遺恨や抗争などのストーリーがあるのかと言うと仲のいいAとBが戦って試合をする。試合が終わって握手する。

なんか感情移入できないですよね。

面白くするため感情移入ができるようにするためにストーリーがあります。

ただし人間同士なのでほんとに仲が悪かったりすることもありますし会社の命令でチームを作った場合でも長い間一緒にいると仲間意識が生まれてそのグループで多団体に移籍することもあったりします。

悪役レスラーは悪い人なの?

昔は根っから嫌われているような悪役レスラーがいました。(上田馬之助 タイガージェットシン ブッチャー ラッシャー木村など)

現在はホントに嫌われている悪役レスラーはほとんどいませんが悪役レスラーっていますよね。

悪役レスラーは悪い人なんでしょうか?

もちろん実際の性格は違います。悪役レスラーのほうがいい人が多いと言われることがありますが正確には悪役だからと言って悪い人とは限らないというのが正解でしょう。あくまでも試合を盛り上げるため悪役をやっているわけです。

それにそもそもほんとに悪い人だったら悪役レスラーではなく悪人レスラーと言うべきですよね。悪役って言うことは役でやっているわけで実際は違うといっているようなものですよね。

流血は本物の血なの?

流血は本物の血です。大昔(50年くらい前の日本プロレスの時代)は血袋を使ったこともあったそうですが

現在は本物の血を流しています。ただし鉄柱に頭をぶつけて流血とかでも実際は本人やレフリー セコンドがカミソリで切って血を流しています。

鉄柱にぶつかってもそんなに都合よく出血したりはしません。実際に見てみると鉄柱に頭をぶつけた直後ではなくまわりのプロレスラーが囲んだ後に血が流れていますよね。

ただ最近は感染症の心配からか流血戦はめっきり少なくなりました。

異種格闘技戦は真剣勝負なの?

プロレス団代がたまにやる異種格闘技はどうなんでしょうか?

異種格闘技もプロレス団体が主催するときは基本的にはストーリーがあります。ただ格闘技の団代が主催してそこにプロレスラーが参戦すると言うようなときは真剣勝負であることが多いようです。

勝敗はどうやって決めるの?

基本的にその団体のマッチメーカーと呼ばれる人が決めます。

ボクシングにもマッチメーカーがいますがボクシングのマッチメーカーは誰と誰が試合をするということを決めますがプロレスのマッチメーカーは誰と誰がどんな試合をしてどちらが勝つ と言うところまで決めます。

さらに試合だけでなく遺恨や抗争などのストーリーも決める重要な役目です。

じゃあ その団体のマッチメーカーってどうやって勝敗を決めるんでしょうか?その団体にはそれぞれの選手に序列があります。だいたいはその序列で試合の結果が決まりますが

序列が近い選手同士は勝ったり負けたりすることもありますし序列が入れ替わることもあります。若手だった選手が経験を積んでいくと今まで勝てなかった選手にも勝利すると言うこともあります。

どういう試合になったらおもしろいのか?どちらがどうやって勝てば面白いのか?エースの選手が勝ってばかりいても面白くないのでこのへんはマッチメーカーの腕の見せ所です。

プロレスにストーリーがあるという根拠は?


プロレスにはストーリーがあって純粋な勝敗を競うスポーツではありません。

その根拠は何なのかと言うとアメリカのメジャープロレス団体WWEはスポーツではなくショーだということを公式に認めています。

これはスポーツとして申請するよりショーとして申請したほうが税金が安いからとも上場するために業務内容を公開しないといけないからとも言われています。

理由はともかくとにかく実際に台本があって勝敗が決まっていることを認めています。

じゃあ 日本のプロレスはどうなのかと言うと?今から15年前に新日本プロレスのレフェリーだったミスター高橋氏がプロレスにはストーリーがあって勝敗が決まっているということを流血の魔術 最強の演技と言う本で暴露しています。

当時はかなり話題になりました。その後はミスター高橋氏以外でも大仁田厚さんが所属していたFMWのリングアナウンサーでのちに社長になる荒井さんも勝敗が決まっていてストーリーがあることを本で認めています。

さらにはあるレスラーがプロレスの試合で大仁田厚さんとトラブルになり裁判になったんですがそのときもストーリーの存在を認めています。

これは新日やFMWだけでなくすべての団体がストーリーがあって勝敗が決まっていると考えていいでしょう。

なぜストーリーがあって勝敗が決まっているか?

プロレスとはもともとそういうものだからです。

日本のプロレスは相撲出身の力道山が戦争が終わってすぐ位に日本人が外国人を倒すことで大人気になりましたがその当時からストーリーがあって勝敗が決まっていました。

真面目な話 真剣勝負ではプロレスってできません。プロレスは興行で年間の試合数がとても多いです。昔に比べて減ったといっても年間120試合はしています。3日に1回 試合をしているってことです。

試合時間は長い試合もあれば短い試合もありますがだいたい20分程度が平均です。リアルファイトで殴ったり投げたり関節を決めたりを年間120試合もしたら体が壊れます。

それに真剣勝負で勝ちにこだわるとルールが同じでもああいう形にはなりません。プロレスの技って受ける側が協力しないとできない技が多くあります。かられるのを嫌がってしまうと決まらないんですね。

そしてプロレスでは相手をロープに振るというシーンがよくあります。実際には腕をつかんで背中を押されても走らなければいいだけです。

それにロープと言うのは見た目柔らくて弾力がありそうですが中身はワイヤーを巻いたものでかなり固く ぶつかっても跳ね返ったりはしません。

テレビ見たのですがタレントの女の子がロープワークをやってみたいとロープに飛んだらぶつかったら痛がっていました。

真剣勝負のプロレスってあるの?

プロレスラーは試合の練習だけでなく関節技の練習もしたりします。道場では真剣勝負の練習もしたりするんですね。

かつて真剣勝負を目指したプロレス団体があります。UWFと言う団体です。新日本プロレスの一部の選手が作った団体です。

もともとは会社のほうから命じられて団体を作ったのですがいろいろあってその団体は解散するように命令されますが集められた人間はそれに反発して新しいプロレスを模索し始めます。

格闘技が好きな人間たたまたま集まって道場でやっている真剣勝負のスパーリングを実際の試合で披露するようになりました。

ただいきなりすべてを真剣勝負をやってもお客さんは理解できません。興行でやっているからお客さんが入らないと生活できませんからね。

そこでロープに飛ばない 場外乱闘なし 凶器を使わない一般的なプロレス技は使わない。割と地味な技を主体として蹴り 投げ 関節技を主体としたプロレスをやって人気を博します。

いろんな団体に分裂してつぶれていきますが最終的に残った団体がパンクラスです。

当時 総合格闘技最強と言われたヒクソングレイシーとリアルファイトで戦った船木誠勝が中心に作った団体です。

ルールを決めて体重別にして勝負にこだわったその団体はその後、どうなったのか?

現在では元プロレスラーもいないため真剣勝負のプロレスと言うより完全に総合格闘技の団体になりました。

真剣勝負にしたら結局プロレスではなくなってしまうですね。

プロレスの技は痛いのか?

なかなかかからない技が多いですが本気で掛けたらかなり痛いです。ただし試合ではできるだけ痛くないように工夫をします。

ただし工夫をしても全く痛くないようにすることはできないので体を鍛えてできるだけダメージを受けないようにしているんですね。

映画「お父さんのバックドロップ」で主人公のプロレスラー(宇梶剛士さん)がこんなことを言っています。

「なぜ体を鍛えるのかわかるか?」

「強くなるため?」と女の人が答えると

「怪我をしないためだ。」と答えます。

痛くないように怪我をしないように工夫をしても屈強な肉体があってのことなんですね。

まとめ


プロレスは勝敗や大まかなストーリーが決まっています。

ただしもともとそういう物なのでやらせとは違います。

あくまでもエンターテイメントとして楽しむものです。

ただし映画やドラマと違って取り直しもできませんし、それぞれ人間関係やプロレスラーの気持ちもあったりします。

ストーリーを破らなくてもギリギリのところを狙っていったりするプロレスラーもいたりするので、その辺を考えたりするのもプロレスの楽しさだったりします。

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